集合住宅(マンション・アパート)に昇降機は付けられるのか?
2017.05.23

本を見る夫婦昇降機や階段昇降機は、学校や介護施設、神社に教会など、様々な場所に設置されています。学校では、足に障害のある生徒や心臓疾患のある生徒のために。介護施設では、足の不自由な方や足腰の衰えた高齢者の為に。神社も同じく、昇降機を設置したことで、これまで参拝を諦めていた足の不自由な方も、自由に階段を上り下りでき、介助者の負担も大幅に軽減しました。教会も入口にある階段に昇降機を設置することで、誰でも礼拝に来られるようになったわけです。
このように、昇降機の価格は安いものではありませんが、誰でも利用する公共施設などには必要な機械と言えます。そして最近では、昇降機の業者へエレベーターのない集合住宅からの問い合わせが増えているそうです。高齢化社会になり、若い時には苦にもならなかった階段の上り下りが難しくなった方も多いでしょう。5階建て以下のマンションやアパートはエレベーターのない物が多く、その上層階に住むお年寄りにとっては、毎日の買い物も大変でしょう。

集合住宅に昇降機を設置する場合、次の3点を確認する必要があります。
1、階段昇降機を設置しても、問題なく上り下りができるかどうか。昇降機の設計上、途中の階で上り下りができない場合もあります。設置したが使えないではすみませんから、事前に昇降機の業者に確認してもらいましょう。
2、昇降機設置しても使用者以外が安全に上り下りできるスペースがあるかどうか。階段昇降機はレールに沿って移動します。壁にレールがあっても通行の妨げにならないか、昇降機と歩行者がすれ違えるかの確認が必要です。
3、マンションやアパートの住人全てが自由に使えるよう、昇降機を管理できるか。昇降機の業者や機種に関わらず、鍵を指さなければ動かない設計になっています。安全のための措置ですが、つまりは集合住宅の居住者に鍵を配布せねばなりませんし、安全に使用する為の講習会などを定期的に開催する必要があるでしょう。高齢者や足の不自由な方の為に設置した階段昇降機なのに、子供が悪戯して壊れてしまった、または怪我をしてしまえば本末転倒です。

階段昇降機を快適に使い長い使用に耐えさせるためには、製品本体だけではなく、周囲の環境が決め手となります。その間教徒は、昇降機を支えるレールの設置方法や、その施工状況の事です。昇降機を家庭用として使う場合にも、集合住宅で使う場合にも、設計者や利用者は必ず昇降機の業者に現地調査や設置の相談をしましょう。そうすることで失敗のない階段昇降機の導入が可能です。

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