昇降機の設置に必要なスペース
2017.05.23

仲のいい夫婦階段昇降機、または昇降機の設置に必要なスペースはどのくらいでしょうか?
日本の一般的な建物の階段幅は、大抵75cmです。人口過密の首都圏などでは、70cm以下で設計されている建物もあります。そして階段昇降機は折りたたんだ状態でコンパクトなもので25cm、通常は40cm程度の幅があります。つまり、幅が70cm以下の階段であれば、階段昇降機を設置した場合使用しない人の上り下りに支障が出ると言う事です。
建物の建築段階で階段昇降機を設置することが分かっているのならば、階段幅は100cm以上にしましょう。昇降機を家庭用にする場合も同様です。そうすれば階段昇降機を使わない人も、階段の上り下りがスムースに行えます。

また、昇降機の設置に必要なのはスペースだけではなく、電源も必要です。階段昇降機の電源は、100V仕様。公共施設や一般家庭の別なく、階段昇降機を検討する場合は設置場所の近くに必ず電源を確保しましょう。別の場所や部屋から延長ケーブルなどで電源を確保することも可能ですが、断線やケーブルにつまずいて事故になる可能性もあります。階段の側面や階段近くの壁に電源を設ければ、階段昇降機への配線が短くて済みますし、工事費用も安くなります。さらに、昇降機を設置する施工時間が短くて済むのです。

既存の家屋や建物に階段昇降機を導入する場合は、設置スペースを確保する為、または階段近くに電源を確保するためのリフォームが必要になるかもしれません。もちろん階段のスペースを広くする場合も追加の電源工事をする場合もあらかじめ作っておくよりは費用がかさみます。介護福祉施設や、介護が必要な人がいる建物は、さらには駅などの公共施設は、その設計段階から階段昇降機の導入を見越して、階段の幅を100cm以上にし、階段付近の電源の設置や位置などを良く考えておきましょう。そうすれば、未来まで考えた時の工事コストを結果的に安くできます。

若く健康であれば、階段昇降機を使うことなど想像もできないかもしれません。しかし誰にでも老いは訪れます。また加齢による足腰の弱りだけではなく、不慮の事故で障害を追う可能性もあります。階段の上り下りは毎日することだけに、それが自由にできるかどうかは、生活の質に直結します。そしてそれを補助してくれるのが、階段昇降機なのです。
昇降機の価格は、決して安くはありません。けれどもそれがあるのかないかで、介護の負担は変わってきます。老老介護が現実になったいま、昇降機を家庭用として考えてみる必要はあるのではないでしょうか。

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